アジアの烙印
    一度アジアに駐在した者は、再びアジアにいく運命が待っています。

    それは知らぬうちに背中に目に見えない“アジアの烙印”が

    刻み込まれているからなのです・・・

    その痕は決して取ることは出来ず、深く体に染み込んでいくのです。

    いつしか忌み嫌っていた筈のアジア駐在への想いは複雑なものに変わり

    何かが自分の中で変わってゆくことに気付くのです。

    それは進化した自分なのか、それとも壊れていく過程なのか

    忘れていたはずのある日烙印は目を覚まし語り始めるのです。

    そして烙印が疼く時、その時・・・・・・

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    タイ_初年度(23)_プロジェクトTその①
    2007年04月14日 (土) 15:11 | 編集
    皆様、お久しぶりです。

    お元気でしょうか?

    私は少々疲れ気味です。サラリーマンはつらいですね~・・・
    身の回りに過労死した人が二名+自害一名いてますので
    ホントそろそろ気をつけないとお迎えが来るやも知れません。

    これから語るお話はタイのチョンブリ県でのお話し。
    当時の写真ってあんまし無いので、記憶をたどりつつ
    イラストなんぞもおりまぜてお送りしますね~


    今や東洋のデトロイト!と入口にどどーんとアーチがかかっている
    工業団地がタイのチョンブリ県にあります。
    イースタンシーボード工業団地ってとこなんですけど
    タイで働いてる人ならご存知ですよねー?!

    初めてそこに行ったとき、そこはまだ完全な荒野でした。
    というか、果てしなく広がるパイナップル畑の中に
    できたばっかしのサラ地だったのです。

    AA●というF●RDとM●ZDAの合弁会社の立上げが
    まもなく始まると言う事で、私がタイに赴任したのも
    その立上げが50%くらいの仕事のつもりで行け!という
    天の声に従ってのことだったのです。


    バンコクから南東に100km程のところに私の会社があります。
    パンパコンというところで、パンパコン川という川と周りにいくつかゴルフ場があって
    それ以外はなーんも無い所です。

    そこからさらに南に70kmくらいのところに
    工業団地ができるってなことで、本日は仮設のサイト・オフィスに
    打ち合わせに・・・。

    幹線道路をビュンビュン飛ばして行くと周りは椰子の木ばっかしです。
    椰子の木3本持ってれば一家で生活できるらしいから
    そんなのもいいかな~なんて思いながら工業団地の入口へ

    幹線道路から外れてからはまだ道が舗装されておらず
    もうWRCもびっくりってな感じでした。
    おかげでその年は年に4回もサスペンションを交換する羽目に
    なったっちゅー話です。
    いつか、その細い道から崖下に転落するに違いないと
    ヒヤヒヤしながら抜けていくと、再び広い道が・・・

    ああ、これが工業団地に続く道なんやなーと思いつつ
    進むと、“イースタンシーボード工業団地建設予定地”とタイ語で
    看板が出ている模様。右折していよいよ工業団地へ・・・
    しかし結構時間かかるなー。


    ちょうど、お昼の時間でお腹が空いてきたので
    ドライバーに

    「ねえ、何か食べて行こうよ!この辺に飯屋ないん?飯屋?」
    と聞くと、

    「うーん、どうかねー。始めて来たし、わからへんけど
     あんまり無さそうやで!どっか見つけたらそこに寄って見よか?!」
    てな感じ。(※注:関西弁で書いてますがタイ語でしゃべってます)


    延々続くパイナップル畑。最悪パイナップルでも食べるか?!

    と、突然ぽっつーんと食堂らしきものが一軒。


    「あれ、飯屋やで! 寄ってくか?ZINさん?」

    「聞かれてもわからんちゅーのに、こやつは!ま、寄ってこ、寄ってこ!」


    店外は目の眩むような明るさなのに、店内は薄暗くて
    怪しい雰囲気です。大阪の新世界界隈にある薄暗い店に似た怪しさです。
    店をのぞくと、全くもって人気がありません。
    店番らしきオジイが一人店先でじっとしてます。
    実は死んでいるのかもしれません。

    「バーミー(タイのラーメン)あるかな?」

    「・・・・」

    通じなかったのかな?ん、良く見るとガラスケースの隅に
    固まってとろけかかっている物体はバーミーの麺のようです。
    ・・・・赤痢で死ぬかも。

    とりあえず、大丈夫そうに見えるセンレック(これは乾麺なので大丈夫)を2杯
    注文したのでした。

    「ビナイさん!あんたも食べるやろ?」

    「いや、俺はいい。お腹空いてない」

    不安をあおるなー、こいつ。 ま、いいか


    席に座って出来るのを待ちます。
    しかし、なんちゅーハエの多いところだ。
    鳥取大学農学部の牛舎の200倍くらいハエが多いぞ!

    竹ヒゴにトリモチみたいなもんをつけたハエ取り棒があちこちに刺してあって
    それにハエがびっしりついてアーモンドポッキー見たいになってます。
    動いてるやつが何匹か混じってるのでしょっちゅう取り替えているのでしょう。
    どうも水があるだけでそこにはハエがたかっているようです。
    まわりがパイナップル畑だし、こんなのやっても焼け石に水ってことやなー
    と思わずにはいられません。不幸な立地条件の食堂です。


    センレックが出てくるまで随分時間がかかりました。
    あまりにも客が少なくて、湯から沸かしてたのかしらん?

    熱々のセンレックに一味唐辛子をレンゲですくってバサバサかけて、
    砂糖も入れてナンプラーも入れてズルズルズルズル・・・意外に美味いな。

    「ZINさんそんなに辛子入れて辛くないか?」

    「いやいや、もう慣れたで。」ズズズーッ・・・

    「ZINさんは日本人じゃないよ。」

    「・・・・」ズズズ・・・



    中に入っている丸い団子状のタイカマボコはなんとなく怪しいので
    食べませんでした。
    いや、実は一個だけ食べましたが、それは美味しかったです。


    ふと、足元を見ると何やら枯葉のように何かが舞っています。
    ふわサラっとしたそれはサラサラ舞って渦を巻いています。
    渦の所は3cmくらい積もっているでしょうか?
    半透明で妙な質感です。

    「何だろう?」


    地面に顔を近づけて良く見ると、その一枚一枚に葉脈のように
    細いスジが入り、透明で薄く・・・
    それは、何千匹ものハエの羽根が集まったものなのでした。

    おえ。


    easternseaboard_lunchcafe.jpg







    つづく




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