アジアの烙印
    一度アジアに駐在した者は、再びアジアにいく運命が待っています。

    それは知らぬうちに背中に目に見えない“アジアの烙印”が

    刻み込まれているからなのです・・・

    その痕は決して取ることは出来ず、深く体に染み込んでいくのです。

    いつしか忌み嫌っていた筈のアジア駐在への想いは複雑なものに変わり

    何かが自分の中で変わってゆくことに気付くのです。

    それは進化した自分なのか、それとも壊れていく過程なのか

    忘れていたはずのある日烙印は目を覚まし語り始めるのです。

    そして烙印が疼く時、その時・・・・・・

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    謎の釣り人。それはおっさん
    2008年10月25日 (土) 17:12 | 編集
    「○シモトさーん、どうも釣りエサ売ってない風ですねー。
     市場でも行って、なんかエサになるもの買いましょうか?」

    「そやな!ほんならそうしようか!」

    私の生まれは神戸の垂水。
    明石に程近い港町で、小さいころから釣りばかりしていました。
    だから、シラチャという町も港町だけに海に近いところなら
    釣り道具屋さんやエサ屋さんがそこそこにあるに違いないと
    踏んでいました。
    ところがぎっちょんちょん。
    そんなものは、全くもってございませんでした。
    釣り道具屋だって全然ありません。

    そういやあ、会社の溝でおかずを釣っていたドライバーの
    シンちゃんだって棒切れに糸をつけて
    手作りの仕掛けで釣ってました。
    エサだってつけてなかったような・・・
    まあ、タイの魚は食欲旺盛で何でも食べちゃうんでしょうね~


    ・・・・・朝からマツダ323に乗ってうろうろしていた
    ○シモトさんと私は、そうそうに釣り道具屋とエサ屋を
    あきらめて、海鮮市場を探しはじめました。

    「なかったら、タロー(チータラのタラの部分みたいなタイのお菓子)
     でも買ってエサにしますか?」

    「いやー、海に行ったらなんかおるやろ!
     フナムシとか、貝とか。
     意外と小麦粉だけ練ってナンプラーかけたら
     釣れるんちゃうか?はっはっはっ!」

    「あっ、あそこ市場っぽいですね。行ってみましょう!」



    ・・・・・市場っちゅうか、マーケットっちゅうか
    とにかく、魚が置いてあるところがありました。
    平屋づくりで結構広そうなそこの中に入っていくと
    薄暗く、裸電球の下に様々な海の幸が並んでいました。
    土曜日で朝早いせいでしょうか?さほど人は多くなく
    全然活気ありません。

    「やっぱ、熱帯魚いてるなー!」

    「でも、スズキなんか日本と大体同じですね。
     エサにするような小魚はないですねー。
     切り身にしましょうか?」

    「エビでええんちゃう?そんなに高くないやろ?!
     このでっかい手長エビみたいなん買うていこうや!
     お腹すいたら食べたらいいし!」

    「それはやめといたほうがいいと思いますよー。」


    とか、なんとか言いながらエビを買って海に向かったのでした。


    海に着くと、もうお日さんが上がって
    海の照り返しもあって灼熱っ!って感じ。

    「ムチャムチャ熱いな~。あっ!釣りしてる人おるやん!」

    漁港の防波堤には、結構ボートだか漁船だかわからんような
    船がずらっと係留されていて、海を覗き込むと
    茶色だか緑だかわからないような妙な色をしています。
    遠くを見ると青黒く見えるんですけどねー

    一人、釣りをしているおじさんがいます。
    ちゃんと椅子まで持ってきて、麦藁帽をかぶって
    サングラスをかけて釣りをしています。
    バケツに何匹か魚が入っているようです。
    近くに住んでるタイ人風です。


    とりあえず釣りを始めると
    びんびんアタリがあります!
    おっ!?なんかおるでっっ! と勢いづいたものの
    それから30分一向に釣れる気配がありません。

    「何かあれちゃうか?ZIN。 
     口の細ーい、あのウマヅラみたいなやつが
     エサをツツキまわしとんねんで!
     絶対釣れへんパターンやわ!」

    「じゃ、針を小さくしましょう!
     ちょっと、投げてもいいですねー
     天秤あります?(投げ釣り用のオモリ)」


    仕掛けを替えて挑むことさらに15分くらいたったころ

    「おーい。かかったかかった!」

    ○シモトさんが釣れたようです。

    「ひゃー、何じゃこりゃ、熱帯魚かかったで!」


    なんと、エンゼルフィッシュを釣り上げて
    ニコニコした○シモトさんがこっちを向いて
    おいでおいでしています。

    「おーい、記念に写真撮ってーや!」

    写るんですをヌッと差し出して○シモトさんは
    ニッコリしたのでした。

    あー、あのときの写真どこにやったのかなー・・・


    ↓替わりにそん時のイメージ・・・
    xxshimotofish_20081025171206.jpg






    しばらくすると、また○シモトさんが何かを釣り上げました。

    「うわっ、気持ち悪っ!、何じゃこりゃ!?」

    見ると、釣り針に“ぬりょん”としたピンク色の物体がついています。
    見た感じは“こてっちゃん”か“マルチョウ”のようなホルモン系で
    長さ10cmくらいです。
    九州の苅田でそういう軟体動物を和えたものを
    寿司屋で小鉢に入れて出してもらったことがあります。
    似たようなもんかなー?なんて思っていると
    ○シモトさんは

    「捨てやな、捨て!」

    と言って外そうとしました。

    すると、

    「それに触ったらイカーン!!!」

    突然、そばで釣りをしていたおっさんが大声で
    吼えたのでした。

    ・・・・あんた、日本人やったんやね。






    つづく
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    タイランド_第3の性について考える⑤
    2008年03月01日 (土) 13:35 | 編集
    それでは前回のつづき
    初めての方は前の記事も読んでくださいねー




    ○シモトさんと私は、タラホテルを出ると、混雑したバンコクの街へと車で繰り出したのでした。
    車好きの私は、ミッションの車も、タイ式の妙な運転マナーも、たくさんのスポーツカブ
    (115ccのスポーツタイプのスーパーカブ。とても良く走っている)も気になりませんでした。
    ただ、時々狭い路地を曲がったところで象さんと鉢合わせするのは慣れませんでしたが・・・。

    DSCF0826_20080301133334.jpg

    これがスポーツカブってやつですねー

    変態オヤジである○シモトさんは、日本にいる間にネットでバンコクの怪しいところを
    相当に調べてきた様子でした。

    「ワシ、ちょっと変わったトコ行きたいねん。みんな観光に行ってるとこ行ってもしょーもないでしょ?
     前、出張に来とったやろ?マエちゃん。マエちゃんいうとったで、
     パタヤの街は腐りきっとるって。真昼間から白人のじいさんが年端もいかない
     男の子と手ぇつないで歩いてるって。ワシそういうとこ見てみたいなー・・・
     ちょっと怪しいとこを調べて来てん。」

    がさごそがさごそ

    「ほら、まず、援交の店。テルメやろー。サイアム・カフェやろー。それからお風呂屋さんも行ってみたいねん。
     カラオケはもうええですわー。他の日本人の駐在の人が毎日連れて行ってくれましたもん。
     ワシ、ああいうのあんまり好きやないねん。連れて帰ったけど。後で写真見せたるわな。
     ま、とにかく色々面白そうなトコ見たいねん。地図も持ってきてるで!」

    「○シモトさん・・・・。あんたとんでもない破廉恥野郎ですねー
     ま、でもいいですよ。だいぶ頑張ってもらいましたからねー。
     あんまりその闇の世界を知らないですけど、行けるトコは行っときましょう」

    -------------------------------------------------------------------------

    さんざん周って時刻はもう夜の10時
    ○シモトさんと私はシーロム通りの立体駐車場に車を止めて
    パッポン通りで買い物をしたり、ゴーゴーバーでビールを飲んだりしていました。


    「いやー、すごかったなー。あそこ。あんなにずらーっと女の子が
     並んでるん初めてみたわー。ええ土産話ができましたわー。
     あそこ、あの、サイアムもやばかったなー無事に脱出できてよかったなー
     あっ、ここの路地の奥に茶店みたいなんあるやん。ちょっと茶しばいていきません?」

    「そうですねーちょっと休憩しましょうか。」

    細い路地の中は暗く突き当りまでは見えないのですが
    少し入ったところにオープンカフェ的なものがあって明かりが漏れています。
    緑のパラソルつきのテーブルがいくつか並んでいて、人が座っています。

    ふたりで路地を進んでいくと
    結構繁盛しているようで、表にも人が一杯でした。

    10mくらいのところまで近づいたところで、何か違和感を覚えました。
    何だろう・・・?何かおかしい。
    座っている客は全員中年の男か少年です。
    そして、店の前まで来るとみんなが、こちらの方に注目してきたのです。
    じーっと熱い目で・・・。

    「○シモトさん、スルーしますよっ!」囁きました。

    「・・・・・・。」


    明かりの漏れるカフェの前を通り過ぎるとすぐ暗くなって、私たち二人は闇にまぎれました。

    「いやーZINちゃんやばかったなー。めっちゃ舐めるように見てきとったなー
     犯されるかと思ったわー。あれ、絶対ハッテンバやでー」

    ちなみに○シモトさんは神戸の長田出身。
    前出の塩屋のハッテンバについては良くご存知です。

    「嬉しそうですね。 ここ、通り抜けられるんですかねー?」

    「通り抜けられんかったら最悪やなー、またあそこ通らなあかんもんな。
     そんときは、二人で手ぇつないで通り過ぎたらええんちゃうか?」

    「怒りますよ。」

    2分後、二人は再び熱い視線のシャワーを浴びたっちゅー話でした。
    ああ、こわかった。




    ○シモトさんには、タイに何回か出張で来てもらって
    その都度なにかしらが起こってるんですよねー。
    次回はその話をしてみましょう。









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